マサイマラで気球に乗ってみた!<ケニア編>
世界で気球が有名な場所は・・・トルコ・カッパドキアですよね。
そして私が生活しているのが、カッパドキアです。
ほぼ毎朝、空にはカラフルな無数の気球が飛んでいます。
地元民には当たり前の光景です。
私は気球会社で通訳を行い、
カッパドキアの気球・グランドクルーのライセンスも取りました。
(パイロットの資格もと取りたいかも?!)
乗った回数は100回以上、気球大好き!
何度乗っても楽しいです。
そしてマサイマラでも、もちろん気球に乗ってきました。
私から皆さんへのメッセージは、
「絶景!絶対に気球に乗ってほしい〜♪」です。
今回は、ケニアで気球に乗ってみたい!という皆さんへ、
私の体験と、気球の安全性、
カッパドキアとマサイマラの気球フライトの違いなど、お話しますね。
※ランディング後に、無事生還を祝っての記念撮影
『ケニア人パイロットは、視力が良すぎ!』
マサイマラ滞在期間中、ほぼ毎日のように気球に乗っておりました。
パイロットの大半が外国人パイロットです。
世界中で飛んできた、どんな風でも対応できるプロ中のプロ!
そして少数ですが、ケニア人パイロットもいらっしゃいました。
数回、ケニア人パイロットのフライトに搭乗できまして、
これが楽しかった〜♪
なぜなら、野生の王国に馴染んだ彼らは、
動物を見つけるのが上手です!
フライト中、パイロットが一言、
「あの木立の中に、何かいる気がする・・・」
まだまだ気球からは距離のある木立、
私からは何も見えません、ただの林です。
でも、近づくにつれて、見えてきました・・・
なんと!木のてっぺんに座っているバブーン(ヒヒ)の群れ!
十数匹のバブーンが、それぞれ別の木のてっぺんに座ってました。
なぜに、数キロ先の動物が見つけられるのか??
「段違いの視力の良さ」と、
地元民ならではの「動物の気配を察知する能力」なのですかね〜
さらに、どの岩陰にハイエナの家族が生活しているかも知ってるし、
私には「ゾウかサイがいるんじゃない?」と思えた、遠くの巨大な影には、
「あれは、トヨタ(ゲームサファリ用のジープ)だよ・・・」と即答でしたしね。
どのパイロットさんも、気球の扱いはうまい!
でも、ケニア人パイロットに当たったら、ちょっとラッキーだと思います。
※残念ながら、パイロットを選ぶことはできませんので、あしからず。
『大切なのは、テイクオフとランディング』
カッパドキアの気球フライトの催行は、トルコ航空局が判断します。
でも世界では、通常「飛ぶ・飛ばない」の判断は、パイロットが決めます。
風や天候を読み、自分の力量で飛ばせるられるのかを判断するわけです。
カッパドキアでは、風速15km以下でなければ、
ほぼ航空局の判断でキャンセルとされていましますが・・・
ケニアでは飛びました!
風速15kmて、心地よい・そよ風くらいですけどね・・・
重さ500kg近くある、巨大なエンベロープ(気球の風船部分)は、
このそよ風でも、怒り狂ったドラゴンのように動き周ります。
これをロープのみで、パイロットは制御するわけです。
たかが風速15km、されど気球にとっては大事です。
風速15km程度ある場合、
テイクオフは横に倒したカゴに、仰向けに寝た状態で乗り込みます。
しっかりとロープを握り、背中をカゴの壁に押し付け固定し、テイクオフ!
ランディングも同様のポジションを取り、
何度か地面にバウンドして着地するハードランディングとなります。
風が弱い・無風ならば、垂直に着地するソフトランディングです。
気球フライトで一番重要なのは、テイクオフとランディング。
事故が起こるとしたら、この時が多いです。
必ずパイロットやグランドクルーの指示に従いましょう!
飛び立ったら、あとは穏やか♪
風に乗って、スーーーと進む感じです。
揺れは観覧車程度ですかね〜
そして、目の前に広がるのは、広大な草原と動き回る動物たち!
圧巻の景色が広がります。
地上から見るのとは、まったく異なる景色ですよ♪
※ランディング後の朝食、草原の真ん中でフル・ブレックファースト!
気球に乗ってみたくなりました?
乗ってみたいけど、不安もある?
そんな方は、お気軽にご質問ください。
今日はここまで。
次回は「私が企画したい旅!芸術の足跡をたどる旅<南欧編>」です。お楽しみに♪
ケニア「気球フライト」のポイント!
◯気球て、想像以上に穏やかなフライトです。
◯安全な気球フライトのために、パイロットの指示に従いましょう!
ケニアで「気球/バルーン・サファリ」を楽しむ旅なら、こちらから
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