世界を歩いたこぼれ話

私が実際に各地を訪れた経験から、

『楽しかったこと』『驚いたこと』『知っておくべきこと』

旅の前に知っておけば、役立つよ〜という情報を、ご紹介しようと思ってます。

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NaTa
  • 2025年の断食月は2月28日から〜イスラム圏への旅 <トルコ編>

    日本では馴染の薄いイスラム文化ですが、

    世界にはイスラム教の国は、たくさんあります。


    <中東・北アフリカ>
    サウジアラビア・イラン・イラク・エジプト・シリア・ヨルダン・アルジェリア
    モロッコ・リビア・チュニジア・クウェート・カタール・アラブ首長国連邦(UAE)
    オマーン・イエメン

    南アジア>
    パキスタン・バングラデシュ・モルディブ

    東南アジア>
    インドネシア・マレーシア・ブルネイ

    中央アジア>
    カザフスタン・ウズベキスタン・キルギス・トルクメニスタン・タジキスタン

    <サハラ以南アフリカ>
    セネガル・ニジェール・マリ・チャド・ソマリア・スーダン <その他>
    トルコ・アゼルバイジャン・ボスニア・ヘルツェゴビナ(一部地域)



    調べてみただけで、こんなに!

    私が現在生活しているトルコもイスラム圏です。
    ルコ在住13年目になり、それなりにイスラム文化を理解してきたつもりです。

    でも、日本人の私にはまだまだ理解できない部分も多いです。

    断食月、それに続くお祭りや、犠牲祭など、普段とはちょっと異なる様子が見れます。
    この期間は、お店もお休みになったり、混雑したり、状況も変わります。




    今回は、「イスラム圏の断食月と祝日」の話です。
    しっかり情報を仕入れて、イスラム圏への旅を楽しんでください!




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    ※断食・ラマザン期間だけ販売される、巨大なパン。


    『2025年の断食月・ラマザンは3月です!』

    太陰暦をベースに決められるイスラム圏の祝祭日。
    2025年の断食月は、2月28日のうお座新月の夜から始まります。

    新月や月の動きに合わせて決まるため、毎年断食月・祝日が変わります。
    イスラム圏への旅行を検討する時は、毎回確認しましょう!

    他のイスラム諸国に比べて戒律ゆるめのトルコでも、しっかり断食する人々は多いです。

     

    断食は日の出から日の入りまで、なにも口にしません!
    お水を飲むこともしない、敬虔なイスラム教徒も多いです。


    今年のラマザンは春先なので、まだ良いほう。
    真夏に断食が当たる年は、皆辛そうです・・・
    真夏に水分を口にしないって体には堪えると思う!


    事実、この期間のトルコの人々は、全てがスローになります。

    食事も水分も取らないならば、頭も回転しないだろうしね。
    しょうがないことだけど、断食期間は、様々なことで遅れがでることは覚えておきましょう!


    お店などは、断食期間中は営業の開始時間が遅くなったりしますから、要注意です。
    でも、レストランも断食の時間帯でも営業はしています。
    イスラム教徒以外が飲食を取ることは問題ありません。

    私は・・・断食をされている方の前での飲食は避けるようにはしています。





    『断食後のイフタルでたっぷり食べる』


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    ※断食期間は日の出前と、日の出後に食事をします。



    そして断食後、日の入り迎えたら「Iftar/イフタル」が行われます。
    イフタルとは断食を終えた後(日の入り後)の食事のことです。
    そして、夜明け前にも食事をします。


    各家庭でも、大量のお料理を用意したり、または町ごとに食事が振るまわれることもあります。
    ※カッパドキアのギョレメの中心・モスクで毎年イフタルの食事が振る舞われますよ。

    このイフタルへ、異教徒の私達が参加するもの、もちろんOKです!

    ご家庭にお呼ばれしたり、
    公園で見知らぬご家族のイフタルに遭遇し、「食べてゆきなさい!」など
    お誘いを受けることもあります。

    施しをするのことは、イスラム教で美徳とされます。

    せっかくの機会、異文化交流で参加するのも楽しいものです♪

    断食期間には、特別な巨大パンが売られます。美味しい〜





    『断食を終えたら、砂糖祭り』

    一月に渡るラマザン・断食後にはお祭りがあります。
    イスラム圏で一般的な呼び名は、「イード・アル=フィトル/Eid al-Fitr
    トルコでは「シェケル・バイラム/Şeker Bayramı
    日本語に訳すならば、「砂糖祭り」です。


    その名の通り、「砂糖=甘いもの」を食べるお祭りです。
    トルコ以外のイスラム圏では、甘いものだけでなく、
    地域の伝統的な料理の他、デーツ(ナツメヤシ)を中心とした食事が振る舞われたりもします。

     

    この期間は、我が家でもキャンディやチョコレートなどを用意してお客様へお出ししてますよ。

     

    「砂糖祭り」は、国をあげての連休となるため、公共機関はお休み。
    一般的なお店やホテルは営業しています。

    この連休は、年によって日数が異なりますが、だいたい金曜から始まり、3−4日間です。
    でも、他の祝日と重なり長くなることもあり、最長で10日程度のお休みになったりします。



    要注意!
    この期間、トルコの人々もお休みをとり、旅行に、家族に会いに移動する時期です。
    つまり、どこも大混雑します!

     



    『犠牲祭は、私が一番苦手な日です』


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    ※明日の犠牲祭の捧げもの。住宅街にて。



    砂糖祭りから70日後に行われるのが「クルバンバイラム/犠牲祭」です。
    トルコ以外のイスラム圏では、「イード・アル=アドハー/Eid al-Adha」と呼ばれますかね。


    この日はね・・・私がトルコで生活していて一番苦手な日です。
    この日の午前中は悪夢・・・なぜなら、牛や羊の咆哮が聞こえてくるから。


    「クルバン・バイラム=犠牲祭」とは、文字通りアラー・神への捧げ物をする日です。
    田舎のカッパドキアでは、今も自宅の庭で牛や羊を捌きます!

    ご家族で捌く担当(男性)は、朝一番のお祈りのためモスクへ出向きます。
    普段はモスクに行かない方でも、この日は身を清めるためにモスクへ行くそうです。
    そして、お祈りの後に捌く儀式が始まります。


    実際に目にしたことはないのですけど(見れません!)
    動物の咆哮と捌いた後の匂いは、何年住んでも慣れることができません!
    捌く儀式を目撃したくないので・・・犠牲祭・初日の朝は、出かけることは避けております。

    この犠牲祭も砂糖祭りの連休同様に、年によって日数が変わります。
    そして、公共機関もお休みとなり、どこでも混雑する時期です。


    断食やその後の祝日は、イスラム教徒にとって大切な日。
    日本人にとっての年末年始のような特別感があります。
    これらの期間にイスラム圏を旅をするならば、
    普段とはちょっと異なる経験が、できるかもしれませんよ。



    イスラム圏への旅のポイント!
    ◯断食の期間は遅れが出やすき時です。スケジュールはゆっくりめに。
    ◯断食後の祝日・連休は、どこでも大混雑します!


    今日はここまで。
    ご質問などお気軽にご連絡ください。


     

  • 面倒でも心の安心!予防接種してから出発するべし <ケニア編>

    幼いころから夢見た・ケニアへの旅。
    ※ケニアに行きたい!と思った話はこちらから。

    でも、何度も延期してきたのは、世界を旅した私でさえも、ためらいがあったから。
    その1つが・・・「衛生面」です。

     

    添乗で訪れたエジプトのガイドさんが言ってました。

    「アフリカって、名前も無い病気がいっぱいあるんだよ、それが危ない」
    この言葉が長年のトラウマになっておりました。

    皆さんも「アフリカ旅行」行ってみたいけど、やっぱり不安…あると思います。


     

    ケニア旅行を経験して、結論から言うと…

    「しっかり準備すれば、全然大丈夫!」です。

    私が宿泊したのは、国立公園内のリゾートホテル・3食付。
    とってもローカルな安宿に宿泊したら、また違う感想だったかもしれませんけど。

     

    大切なのは、どんな予防が必要なのか?
    しっかり調べて、準備をして出発することです。


    今回は、私自身のケニアへの旅の準備の話です。



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    「親子のチーター」
    アフリカ旅行ってハードル高いけど、こんなん見れます〜♪
    ケニア旅のあとは、チーターとヒョウの区別もつくようになりますよ。




    『ケニア旅行、計画はお早めに!』

     

    計画を始めたのは2019年の1月、
    旅に合流するメンバーでスケジュールを決め、
    同年7月の旅行「ケニア・マサイマラ滞在2週間」を計画しました。

     

    フライトを取り、あと必要なのは予防接種です。
    調べたところ…ケニア入国に必須の予防接種は実はありませんでした!


    必須だと思っていた「黄熱病予防接種証明書(イエローカード)」も

    正しくは、
    「黄熱病流行地域からケニアに入国する場合は必須。
    ただし、非流行地域からの渡航者には通常不要」



    つまり、フライトの経由地によって、必要かどうか変わります。

    私はトルコから、エジプト・カイロ経由のフライトなので、不要となりますが、
    とりあえず、黄熱病の予防接種はすべきとの友人の勧めで接種することにしました。



    その他、私が勧められた予防接種です。

    マラリア:行き先によって。
    今回はナイロビとマサイマラでの滞在のみなので、予防薬不要としました。
    ※ケニアでも、湖の近郊ではマラリア(蚊)の予防薬の準備はしておくほうが良さそうです。


    破傷風:直前に接種していたので、今回はせず。

     



    以下、ケニア入国に際し、推奨されている予防接種です。
     

    黄熱病
    黄熱病流行地域からケニアに入国する場合、
    「黄熱病予防接種証明書(イエローカード)」が必要です。
    非流行地域からの渡航者には通常不要ですが、リスクがある場合は推奨されます。


    A型肝炎
    飲食物や水を介して感染する可能性があるため推奨されます。


    B型肝炎
    医療行為や身体接触を通じて感染する可能性があるため推奨されます。


    破傷風・ジフテリア
    ケガや衛生状態による感染リスクがあるため有効な接種を確保してください。


    腸チフス
    不衛生な環境や食事を介して感染する可能性があるため推奨されます。


    狂犬病
    動物に噛まれるリスクがある場合は接種を検討してください。


    マラリア予防
    ケニアの多くの地域でマラリアが流行しています。
    予防薬を服用することを強く推奨します。
    医師と相談して適切な薬を選んでください。


    新型コロナウイルス(COVID-19)
    ワクチン接種証明書やPCR検査の要件がある場合があります。
    最新の入国条件を確認してください。

     
     

    『トルコで黄熱病予防接種しました!』

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    トルコ語のイエローカード、頂きました!一生物です。



    世界を旅するバックパッカーに広まっている情報があります。
    アフリカに行くなら、無料のトルコで黄熱病の予防接種するべし!

    この話、過去の話です!

     

    過去には、トルコで黄熱病の予防接種をするならば、
    国籍関係なく誰でも無料だったそうですが、
    2024年・現在は、外国人が予防接種する場合は有料です。

    ただし、滞在許可証の保持者はトルコ国籍の者と同様に無料です。

    有料とはいえ、接種料金は日本に比べてお安いのと、
    トルコだと予約が取りやすいのは事実です。


    日本で黄熱病の予防接種をする場合:
    黄熱病の予防接種は、接種後10日程度たってから効果がでます。
    ですので、旅行予定日から逆算して接種してください。

    日本での料金は2万円前後

    さらにタイミングによっては、なかなか予約も取れないそうですよ。
    早めに準備を始めましょう!

     

    トルコで黄熱病の予防接種をする場合:
    イスタンブールならば、
    カラキョイにある保健局(Karaköy Sahil Sağlık Denetleme Merkezi)で予約し接種できます。
    料金は日本よりお安い(6000円〜7000円)とは聞きますが、ご予約の際にご確認ください。

    トルコ語で黄熱病予防接種は
    「Sarı Humma Aşısı/サル フンマ アシュス」です。

     

    私自身は在住のカッパドキアから、
    一番近いカイセリの保健局にて「黄熱病予防接種」しました。

    前日に電話し、翌日のだいたいの時間で予約し、訪問。
    トルコの片田舎カッパドキアで、黄熱病の予防接種する人など皆無なのでしょうね・・・
    予約もすぐ取れ、当日も待つことなく接種できましたよ。

    当日はまず、英文の予防接種に関しての同意書に署名し、
    接種します(細い針での筋肉注射です)

    その後、30分はアナフィラキシーショックなどの確認のため待機し、
    何事もなければ解放です!

    どのくらいの痛さか?

    コロナの予防接種(私が打ったのは BIONTECH ​)のほうが、断然太い針で痛かった〜
    コロナの予防接種では、その後に後遺症?でだるさもありましたが、
    黄熱病予防接種ではまったくナシでしたよ。

     

    ケニア入国には、必須ではない黄熱病予防接種ですが、
    一度接種すれば生涯追加接種は不要です(2024年現在)

    ならば、面倒だとしても接種してしまえば、
    後は「どの国に行くにも自由〜」と思い接種した私です。





    世界では、まだまだ多くの国で
    黄熱病予防接種(イエローカード)が必要だったりします。

     

    <入国に「黄熱病予防接種」が必要な国>
    アフリカ大陸
    アンゴラ・カメルーン・コンゴ民主共和国・ガボン・ギニア・ナイジェリア・セネガル・スーダン・ウガンダ・ザンビア・南スーダン・マラウイ、
    その他、多くの中央アフリカ、東アフリカ、西アフリカ諸国

    南米
    ブラジル(特にアマゾン地域)・ボリビア・コロンビア・エクアドル(アマゾン地域)・ペルー(アマゾン地域)・ガイアナ・フレンチギアナ(フランス領)

    カリブ海諸国
    ドミニカ共和国・ハイチ・キューバ・ジャマイカ(流行地域がある場合)



    たくさんの国で、黄熱病ってまだまだ存在するのですよね〜
    旅に不安があるならば、できるだけ事前に取り除いてしまいましょう!
    ケニア行きを検討されている皆さんの、参考になれば幸いです。



     

    ケニア・マサイマラ旅行のポイント!
    ◯予防接種は必須でなくとも、心の安心のため!
    ◯黄熱病予防接種は一度すれば、生涯追加接種は不要です!



    今日のブログはここまで。
    次回は「2025年の断食月は2月28日から〜イスラム圏への旅 <トルコ編>」です。お楽しみに♪



    大自然・野生動物大好きさんに、オススメは、「ボツワナでモバイル・キャンプの旅」
    これこそ、究極のサファリ旅です!!

  • 私が企画したい旅!芸術の足跡をたどる旅<南欧編>

    海外添乗員として8年勤務しました。
    色々な国のツアーに添乗していて、思うことがあります。

    スケジュールがもっとゆっくりだったら・・・
    ちょっと足を伸ばして、近隣の町をスケジュールに組み込めたら・・・

    王道(よく知られた観光地巡り)は大切!

    多くの人が訪れて良かった場所や行程が、王道になるわけですからね。
    でも、一歩進んで、王道から小道にそれてみる。

    そこに誰にも知られてないけれど、素敵なものがあったりします。
    風景だったり、絶品のお料理だったり、可愛いお店だったり。
    失敗や、問題に遭遇してしまうこともあるよ、
    でも、それさえも忘れられない経験になるのが、自分だけの旅です。


    私がアンバサダーを務めるONLYONEの理念の1つ、

    「人生を豊かにするための旅を創造しつづけます。
    これからも心に残る思い出を作り上げます。」




    未来を感じる理念ですよね〜
    今回は、そんなONLYONEに、是非企画してほしい旅の話です。

    タイトルは「芸術の足跡をたどる旅」です。


    これ、実は某旅行会社さんで実際にあったツアーであり、
    私が添乗に出ましたが、その1本しか催行されなかったツアー。

    王道からは、離れすぎ・・・マニアック過ぎたのでしょうね。

    でも絵画好きにはたまらない内容でした!
    私が数々の添乗したツアーの中で、本当に楽しめた旅でした。
    そのツアーに私のオススメをプラスし、さらに盛りだくさんにしました!


    私が添乗していたのは、過去のこと。
    現在は当時よりも、もっとマニアックな場所を訪れるなど、
    自分で計画して旅する方も増えましたしね。

    きっと絵画好きにはたまらない・・・そんな旅です。
    それでは、見てゆきましょう!




    『芸術の足跡をたどる旅 〜ルネッサンスからシュルレアリスムまで

    旅の行程はイタリア・ミラノから始まり、
    南フランス経て、スペインへ抜けるコースです。

    この旅で出会う巨匠は、

    レオナルド・ダ・ヴィンチ/シャガール/ポール・セザンヌ
    ゴッホ/ピカソ/ダリ/ミロ/ガウディ


    数々の巨匠の作品を見て、
    さらに、作品のモデルとなった場所を訪れます。

     


    1日目
    午前:ミラノ到着
    午後:サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院で
       
    レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を鑑賞
       ミラノ市内観光(ドゥオーモ、ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世)
       スカラ座(テアトロ・アッラ・スカラ)を訪問


    POINT:できるなら「スカラ座」でオペラ鑑賞も入れたい!

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    2日目
    午前:ミラノからジェノヴァへ陸路移動
    午後:ジェノヴァ市内観光
       
    旧市街(ユネスコ世界遺産)ドージェ宮殿、ガリバルディ通り

    POINT:この日の食事は「パスタ・ジェノベーゼ」を食べましょう!
         ジェノバって地味だけど…コロンブスとデニム生地の生まれたところです。


    3日目
    午前:ジェノヴァを出発し、ニースへ移動
    午後:ニース到着後、観光
       
    ニースの旧市街(ヴィユ・ニース)、プロムナード・デ・ザングレ、
       市場でフリータイム


    POINT:ジェノバからニースへのルート、海岸線で景色抜群です♪

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    4日目
    午前:シャガール美術館を訪問
    午後:陸路でエクス=アン=プロヴァンスへ移動

    POINT:シャガールを堪能する日。
     どの作品も愛と夢いっぱいで、なんだか可愛いのですよ〜


    5日目
    午前:セザンヌのアトリエ訪問
    午後:エクス=アン=プロヴァンスの市内散策
       ゴッホが療養していた精神病院見学
       アルル郊外のゴッホの「跳ね橋」を見学


    POINT:見学する「精神病院」は
    『星月夜』は、ゴッホがここで見た夜空を描いたとされる場所です。
    見学後には、作品の見方が変わると思う。
         
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    6日目
    午前:アルル市内観光
       ゴッホが、ゴーギャンと生活していたゴッホの「黄色い家」
    午後:アルルの闘牛場見学

    夜 :「夜のカフェ」のモデルとなった「カフェ・ラ・ノストラ」で夕食

    POINT:ゴッホ三昧の日です。
    「夜のカフェ」は今も現役のカフェです。


    7日目
    午前:アルルを出発し、アヴィニョンへ移動
    午後:アヴィニョン市内観光


    POINT:ピカソの「アヴィニョンの娘たち」は有名ですが、
    アヴィニョンで描いたのではないそうです。

    8日目
    午前:陸路でピレネー山脈を超え、スペインへ
    午後:フィゲーラス「ダリ美術館」を見学


    POINT:ダリ美術館は、建物そのものがダリのデザイン!
    どう見られるかも計算してデザインされた内部は、遊園地なみに楽しいです。

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    9日目
    午前:陸路でバルセロナへ移動(約1時間30分)
    午後:バルセロナ観光「ミロ美術館」「カタルーニャ音楽堂」を見学


    POINT:「カタルーニャ音楽堂」はアール・ヌーヴォーの傑作、
    装飾がホントに美しい♪


    10日目
    午前:ガウディ建築を巡る
       「サグラダ・ファミリア」「グエル公園」
       「カサ・ミラ」「カサ・バトリョ」
    午後:帰国の途へ


    POINT:通常内部見学ができない「カサ・バトリョ」
    ガウディ生誕100年で、内部に入れたことあります。
    曲線と色使いの可愛さ爆発でした!

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    10日間で、これだけの巨匠の作品を見るなんて、行程キツすぎと思われました?
    でもね、全ての行程を陸路で進むと、意外
    にものんびりできます。

     

    巨匠の作品を見れることにも感激だけど、
    各作品のモデルになった場所を、自分の目でみることも楽しいのですよ♪

     

    例えば・・・ゴッホの作品「The Bedroom/ゴッホの寝室」では、
    微妙に空間が歪んで描かれてます。
    ゴッホらしく、歪んで描いたのかなと思っていましたが、
    実際の彼の寝室自体が歪んでましたよ(笑)

    この旅の後は、巨匠の作品のバックグラウンドをを知り、
    作品の見方が変わりますよ♪

    南欧の旅のポイント!
    ◯この行程、陸路移動をTGVや電車利用でも行けます。
     でも遅れも多いヨーロッパの電車、日数を増やしたほうが良いかも
    ◯3つの国をまたぎますが、イタリア入国とスペイン出国以外、
     パスポートチェックはほぼなし!

     時々、TGV内などで、車掌さんによるパスポートチェックが入ることはあります。

     

    今日はここまで。
    次回は「面倒でも心の安心!予防接種してから出発するべし<ケニア編>」お楽しみに♪


     
  • マサイマラで気球に乗ってみた!<ケニア編>

    世界で気球が有名な場所は・・・トルコ・カッパドキアですよね。
    そして私が生活しているのが、カッパドキアです。
    ほぼ毎朝、空にはカラフルな無数の気球が飛んでいます。
    地元民には当たり前の光景です。

     

    私は気球会社で通訳を行い、
    カッパドキアの気球・グランドクルーのライセンスも取りました。
    (パイロットの資格もと取りたいかも?!)
    乗った回数は100回以上、気球大好き!
    何度乗っても楽しいです。

     

    そしてマサイマラでも、もちろん気球に乗ってきました。
    私から皆さんへのメッセージは、

    「絶景!絶対に気球に乗ってほしい〜♪」です。

    今回は、ケニアで気球に乗ってみたい!という皆さんへ、
    私の体験と、気球の安全性、
    カッパドキアとマサイマラの気球フライトの違いなど、お話しますね。

     
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    ※ランディング後に、無事生還を祝っての記念撮影

     

    『ケニア人パイロットは、視力が良すぎ!』

     

    マサイマラ滞在期間中、ほぼ毎日のように気球に乗っておりました。
    パイロットの大半が外国人パイロットです。
    世界中で飛んできた、どんな風でも対応できるプロ中のプロ!
    そして少数ですが、ケニア人パイロットもいらっしゃいました。

    数回、ケニア人パイロットのフライトに搭乗できまして、
    これが楽しかった〜♪

    なぜなら、野生の王国に馴染んだ彼らは、
    動物を見つけるのが上手です!

    フライト中、パイロットが一言、

    あの木立の中に、何かいる気がする・・・

    まだまだ気球からは距離のある木立、
    私からは何も見えません、ただの林です。
    でも、近づくにつれて、見えてきました・・・

    なんと!木のてっぺんに座っているバブーン(ヒヒ)の群れ!
    十数匹のバブーンが、それぞれ別の木のてっぺんに座ってました。

    なぜに、数キロ先の動物が見つけられるのか??

    「段違いの視力の良さ」と、
    地元民ならではの「動物の気配を察知する能力」なのですかね〜

    さらに、どの岩陰にハイエナの家族が生活しているかも知ってるし、
    私には「ゾウかサイがいるんじゃない?」と思えた、遠くの巨大な影には、
    「あれは、トヨタ(ゲームサファリ用のジープ)だよ・・・」と即答でしたしね。

    どのパイロットさんも、気球の扱いはうまい!
    でも、ケニア人パイロットに当たったら、ちょっとラッキーだと思います。

    ※残念ながら、パイロットを選ぶことはできませんので、あしからず。



    『大切なのは、テイクオフとランディング』

    カッパドキアの気球フライトの催行は、トルコ航空局が判断します。
    でも世界では、通常「飛ぶ・飛ばない」の判断は、パイロットが決めます。
    風や天候を読み、自分の力量で飛ばせるられるのかを判断するわけです。

    カッパドキアでは、風速15km以下でなければ、
    ほぼ航空局の判断でキャンセルとされていましますが・・・
    ケニアでは飛びました!

    風速15kmて、心地よい・そよ風くらいですけどね・・・

    重さ500kg近くある、巨大なエンベロープ(気球の風船部分)は、
    このそよ風でも、怒り狂ったドラゴンのように動き周ります。
    これをロープのみで、パイロットは制御するわけです。
    たかが風速15km、されど気球にとっては大事です。

    風速15km程度ある場合、
    テイクオフは横に倒したカゴに、仰向けに寝た状態で乗り込みます。
    しっかりとロープを握り、背中をカゴの壁に押し付け固定し、テイクオフ!

    ランディングも同様のポジションを取り、
    何度か地面にバウンドして着地するハードランディングとなります。
    風が弱い・無風ならば、垂直に着地するソフトランディングです。

    気球フライトで一番重要なのは、テイクオフとランディング。

    事故が起こるとしたら、この時が多いです。
    必ずパイロットやグランドクルーの指示に従いましょう!

    飛び立ったら、あとは穏やか♪

    風に乗って、スーーーと進む感じです。
    揺れは観覧車程度ですかね〜

    そして、目の前に広がるのは、広大な草原と動き回る動物たち!
    圧巻の景色が広がります。
    地上から見るのとは、まったく異なる景色ですよ♪


    4dk9ou2tnyagifjsi5h2_320_400-bff025db.jpg
     ※ランディング後の朝食、草原の真ん中でフル・ブレックファースト!

    気球に乗ってみたくなりました?
    乗ってみたいけど、不安もある?
    そんな方は、お気軽にご質問ください。



    今日はここまで。
    次回は「私が企画したい旅!芸術の足跡をたどる旅<南欧編>」です。お楽しみに♪

     

    ケニア「気球フライト」のポイント!
    ◯気球て、想像以上に穏やかなフライトです。
    ◯安全な気球フライトのために、パイロットの指示に従いましょう!


    ケニアで気球/バルーン・サファリを楽しむ旅なら、こちらから


     

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