面倒でも心の安心!予防接種してから出発するべし <ケニア編>
幼いころから夢見た・ケニアへの旅。
※ケニアに行きたい!と思った話はこちらから。
でも、何度も延期してきたのは、世界を旅した私でさえも、ためらいがあったから。
その1つが・・・「衛生面」です。
添乗で訪れたエジプトのガイドさんが言ってました。
「アフリカって、名前も無い病気がいっぱいあるんだよ、それが危ない」
この言葉が長年のトラウマになっておりました。
皆さんも「アフリカ旅行」行ってみたいけど、やっぱり不安…あると思います。
ケニア旅行を経験して、結論から言うと…
「しっかり準備すれば、全然大丈夫!」です。
私が宿泊したのは、国立公園内のリゾートホテル・3食付。
とってもローカルな安宿に宿泊したら、また違う感想だったかもしれませんけど。
大切なのは、どんな予防が必要なのか?
しっかり調べて、準備をして出発することです。
今回は、私自身のケニアへの旅の準備の話です。
「親子のチーター」
アフリカ旅行ってハードル高いけど、こんなん見れます〜♪
ケニア旅のあとは、チーターとヒョウの区別もつくようになりますよ。
『ケニア旅行、計画はお早めに!』
計画を始めたのは2019年の1月、
旅に合流するメンバーでスケジュールを決め、
同年7月の旅行「ケニア・マサイマラ滞在2週間」を計画しました。
フライトを取り、あと必要なのは予防接種です。
調べたところ…ケニア入国に必須の予防接種は実はありませんでした!
必須だと思っていた「黄熱病予防接種証明書(イエローカード)」も
正しくは、
「黄熱病流行地域からケニアに入国する場合は必須。
ただし、非流行地域からの渡航者には通常不要」
つまり、フライトの経由地によって、必要かどうか変わります。
私はトルコから、エジプト・カイロ経由のフライトなので、不要となりますが、
とりあえず、黄熱病の予防接種はすべきとの友人の勧めで接種することにしました。
その他、私が勧められた予防接種です。
マラリア:行き先によって。
今回はナイロビとマサイマラでの滞在のみなので、予防薬不要としました。
※ケニアでも、湖の近郊ではマラリア(蚊)の予防薬の準備はしておくほうが良さそうです。
破傷風:直前に接種していたので、今回はせず。
以下、ケニア入国に際し、推奨されている予防接種です。
黄熱病
黄熱病流行地域からケニアに入国する場合、
「黄熱病予防接種証明書(イエローカード)」が必要です。
非流行地域からの渡航者には通常不要ですが、リスクがある場合は推奨されます。
A型肝炎
飲食物や水を介して感染する可能性があるため推奨されます。
B型肝炎
医療行為や身体接触を通じて感染する可能性があるため推奨されます。
破傷風・ジフテリア
ケガや衛生状態による感染リスクがあるため有効な接種を確保してください。
腸チフス
不衛生な環境や食事を介して感染する可能性があるため推奨されます。
狂犬病
動物に噛まれるリスクがある場合は接種を検討してください。
マラリア予防
ケニアの多くの地域でマラリアが流行しています。
予防薬を服用することを強く推奨します。
医師と相談して適切な薬を選んでください。
新型コロナウイルス(COVID-19)
ワクチン接種証明書やPCR検査の要件がある場合があります。
最新の入国条件を確認してください。
『トルコで黄熱病予防接種しました!』
トルコ語のイエローカード、頂きました!一生物です。
世界を旅するバックパッカーに広まっている情報があります。
「アフリカに行くなら、無料のトルコで黄熱病の予防接種するべし!」
この話、過去の話です!
過去には、トルコで黄熱病の予防接種をするならば、
国籍関係なく誰でも無料だったそうですが、
2024年・現在は、外国人が予防接種する場合は有料です。
ただし、滞在許可証の保持者はトルコ国籍の者と同様に無料です。
有料とはいえ、接種料金は日本に比べてお安いのと、
トルコだと予約が取りやすいのは事実です。
日本で黄熱病の予防接種をする場合:
黄熱病の予防接種は、接種後10日程度たってから効果がでます。
ですので、旅行予定日から逆算して接種してください。
日本での料金は2万円前後。
さらにタイミングによっては、なかなか予約も取れないそうですよ。
早めに準備を始めましょう!
トルコで黄熱病の予防接種をする場合:
イスタンブールならば、
カラキョイにある保健局(Karaköy Sahil Sağlık Denetleme Merkezi)で予約し接種できます。
料金は日本よりお安い(6000円〜7000円)とは聞きますが、ご予約の際にご確認ください。
トルコ語で黄熱病予防接種は
「Sarı Humma Aşısı/サル フンマ アシュス」です。
私自身は在住のカッパドキアから、
一番近いカイセリの保健局にて「黄熱病予防接種」しました。
前日に電話し、翌日のだいたいの時間で予約し、訪問。
トルコの片田舎カッパドキアで、黄熱病の予防接種する人など皆無なのでしょうね・・・
予約もすぐ取れ、当日も待つことなく接種できましたよ。
当日はまず、英文の予防接種に関しての同意書に署名し、
接種します(細い針での筋肉注射です)
その後、30分はアナフィラキシーショックなどの確認のため待機し、
何事もなければ解放です!
どのくらいの痛さか?
コロナの予防接種(私が打ったのは BIONTECH )のほうが、断然太い針で痛かった〜
コロナの予防接種では、その後に後遺症?でだるさもありましたが、
黄熱病予防接種ではまったくナシでしたよ。
ケニア入国には、必須ではない黄熱病予防接種ですが、
一度接種すれば生涯追加接種は不要です(2024年現在)
ならば、面倒だとしても接種してしまえば、
後は「どの国に行くにも自由〜」と思い接種した私です。
世界では、まだまだ多くの国で
黄熱病予防接種(イエローカード)が必要だったりします。
<入国に「黄熱病予防接種」が必要な国>
アフリカ大陸
アンゴラ・カメルーン・コンゴ民主共和国・ガボン・ギニア・ナイジェリア・セネガル・スーダン・ウガンダ・ザンビア・南スーダン・マラウイ、
その他、多くの中央アフリカ、東アフリカ、西アフリカ諸国
南米
ブラジル(特にアマゾン地域)・ボリビア・コロンビア・エクアドル(アマゾン地域)・ペルー(アマゾン地域)・ガイアナ・フレンチギアナ(フランス領)
カリブ海諸国
ドミニカ共和国・ハイチ・キューバ・ジャマイカ(流行地域がある場合)
たくさんの国で、黄熱病ってまだまだ存在するのですよね〜
旅に不安があるならば、できるだけ事前に取り除いてしまいましょう!
ケニア行きを検討されている皆さんの、参考になれば幸いです。
ケニア・マサイマラ旅行のポイント!
◯予防接種は必須でなくとも、心の安心のため!
◯黄熱病予防接種は一度すれば、生涯追加接種は不要です!
今日のブログはここまで。
次回は「2025年の断食月は2月28日から〜イスラム圏への旅 <トルコ編>」です。お楽しみに♪
大自然・野生動物大好きさんに、オススメは、「ボツワナでモバイル・キャンプの旅」
これこそ、究極のサファリ旅です!!
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